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 約13億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇(83)が住んでいるローマ教皇庁(バチカン)の宿泊施設で、新型コロナウイルスの感染者が出たことが26日、分かった。イタリアメディアが同日報じた。教皇庁は公式に発表していないが、教皇もウイルス検査を受け、一部メディアによると、結果は陰性だったという。

 フランシスコ教皇は、2013年に教皇に就任後もバチカン宮殿には住まず、バチカン内にある聖職者のための宿泊施設で生活している。同じ施設の別の部屋で生活している国務省職員の聖職者が感染し、入院した。この聖職者と接触した可能性がある人も、検査を受けているという。

 教皇は2月下旬に体調を崩して以来、面会を極力少なくしている。毎週日曜日の「正午の祈り」や毎週水曜日の一般謁見(えっけん)はビデオ中継で行い、ふだんは自室から出ず、食事も1人で取っているという。バチカンの感染者数は5人になった。(ローマ=河原田慎一)