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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントなどの自粛で、生花店や花の生産者が苦境に立たされている。卒業式などの縮小で注文のキャンセルが相次ぎ、ギフト用の洋花の価格が下落した。在宅勤務や休校などで自宅にいる人たちによる「巣ごもり消費」を掘り起こそうとする動きも出てきた。

 卒業式、お彼岸、送別会……。花き業界にとって3月は、年末年始や母の日がある5月と並ぶ需要期の一つだ。だが政府による大規模イベント自粛の要請があった2月下旬以降、生花店にはキャンセルが相次いでいる。

 日比谷花壇によると、結婚式などの延期も含めて、4月までに受注していた160万本分の需要がなくなったという。青山フラワーマーケットも、3月は中旬までの店頭売り上げが前年同期比で2割減になった。

 生産者からも不安の声があがる。東京などに赤バラを年30万本出荷する茨城県古河市の苅部勝さん(66)は「大事な時期なのに痛いです」。4月はほかの花も市場に出回るため、バラの相場は本来3月がいい。例年なら1本200円前後だが、今年は150~160円と2割ほど安い。「いい相場が期待できると思っていたのですが……」

 全国有数のバラ産地・愛知県のJAひまわり(豊川市)の担当者は、影響がいつまで続くのか、と気をもむ。「例年単価が下がる4月も心配。出荷しても赤字になるなら、取りやめも考えなければなりません」

 新しい動きも見ら…

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