拡大する写真・図版26日、米ホワイトハウスで記者会見するトランプ大統領(左)とペンス副大統領=ロイター

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 米国で新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大を続けており、感染者数が世界最多になったとみられる。ところが、トランプ米大統領は「闘いの終わりが見えてきた」と主張し、感染が収束の方向にあるとして外出自粛などを緩和する方針だ。トランプ氏はこれまでも、短期的な見立てに基づいてウイルス対策の方針を打ち出しており、危機管理のあり方も問われる事態になっている。

 「我々は(新型コロナウイルスとの闘いに)勝利し、すぐに全ての市民が、健康の心配なくにぎわいを取り戻すことになる。みんな仕事に戻りたがっている」。トランプ氏は26日の会見で、こう話した。

 トランプ氏が楽観的な見方を打ち出すようになったのは23日からだ。翌24日の朝には「我が国民は仕事に戻りたがっている。(感染の)問題よりも治療の方が悪くなってはいけない!」とツイート。同日、FOXニュースの番組では「1年間で3万6千人がインフルエンザで死亡しているが、国を活動停止(シャットダウン)したことはない」と発言。感染拡大による被害よりも、米経済の急激な悪化の影響を懸念した。

 新型ウイルスをめぐる突然の方針転換は初めてではない。当初は「4月までにウイルスは消える」と楽観論を振りまいていたが、3月中旬に米国内の感染者数が数千人台に増えると、「コロナウイルスの感染拡大を防ぐための大統領の指針」を公表。国民に対して外出や、10人以上の集まりに参加することの自粛を呼びかけた。「(落ち着く時期は)8月、7月かもしれない」と深刻視し、自らを「戦時大統領」と呼んだ。

拡大する写真・図版26日、米ホワイトハウスで記者会見するトランプ大統領(右)=ロイター

 この間も、米国内の感染は深刻…

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