遠田寛生=ロンドン、編集委員・稲垣康介 照屋健、山口裕起、井上翔太 伊木緑、塩谷耕吾
拡大する昨年の世界選手権で猛暑の中走る女子マラソンの選手たち=池田良撮影
新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、「遅くとも2021年夏までに」開くことになった東京オリンピック(五輪)。では、いつなのか。森喜朗会長はじめ大会組織委員会が想定する夏開催のほか、国際オリンピック委員会(IOC)や競技団体からは、21年春開催の案も浮上。IOCは「3週間のうちに決める」としている。
「今まで通り夏でいい」「暑さは避けて欲しい」「新型コロナがいつ落ち着くか分からない。秋も視野に入れておくべきだ」――。「延期五輪」となった東京大会を、いつ開けばいいのか。日本時間の26日夜から27日未明にかけて、IOC委員、各競技の国際競技連盟(IF)幹部らが電話会議で意見交換した。
複数の関係者によると、IOCは21年春開催と夏開催の2案を、主要なIFに示していたという。
しかし、いざ会議が始まると、「皆が好き放題というか、中止じゃなくて良かった、という発言を延々とした」(出席者)。会議は約5時間に及んだが、意見はまとまらず、採決などは行わなかった。
IOCは今後、東京の大会組織…
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朝日新聞社会部