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 災厄に見舞われる首都・東京で、小池百合子知事(67)への矛を下ろした自民党。その判断の裏で、小池氏や党の実力者たちはどう動いたのか。

 3月12日の昼前、首相官邸。小池氏は新型コロナウイルスをめぐる要望のため、安倍晋三首相(65)を訪ねた。関係者によると、小池氏は要望後、人払いをして首相にこんな考えを伝えたという。都議会自民党と休戦したい――。

拡大する写真・図版小池百合子都知事(左)と握手の代わりに、こぶしをあわせる「グータッチ」を交わす安倍晋三首相=2020年3月12日午前11時50分、首相官邸、岩下毅撮影

 その前日、世界保健機関(WHO)が新型コロナの世界的な流行を示す「パンデミック」の状態と認定した。五輪のホストシティーのトップを務める小池氏にとって、事態は切迫の度合いを増していた。

 「国と地方がしっかり連携していくことが重要だとお話しさせてもらった」。首相との会談後、小池氏は記者団にそう語った。自民党都議団は過去2年、都の予算案に反対したが、今回の「危機対応」を理由に手を結ぶ機会にもなりうる。小池氏の動きにはそんな狙いも透けた。

 首相はその日のうちに党都連総務会長で側近の萩生田光一文部科学相(56)と面会し、対応を指示した。事態はここから大きく展開した。

小池氏の休戦発言、萩生田氏「目が点に」

 春分の日の3月20日夜、人気のない自民党本部の1階にある都連事務所に、萩生田氏と都議会自民党の幹部ら約10人が集まった。呼びかけたのは内田茂・都連最高顧問(81)。小池氏と鋭く対立し、2017年の都議選に立候補せずに引退したかつての「都議会のドン」だった。

 萩生田氏はその場で、小池氏の…

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