拡大する写真・図版西壁女子群像の陶板による複製品=2020年3月27日、奈良県橿原市畝傍町の県立橿原考古学研究所、石川和彦撮影

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 奈良県明日香村の高松塚古墳(特別史跡、7世紀末~8世紀初め)の石室に描かれた「飛鳥美人」で知られる国宝の極彩色壁画(西壁女子群像)について、県立橿原(かしはら)考古学研究所付属博物館は27日、陶板を使った原寸大の複製品を報道陣に公開した。実物の壁画は約13年に及んだ修理を終えたばかり。複製品は4月下旬から神奈川、福岡、島根の3県で開かれる巡回特別展で公開される予定。

 陶板は60センチ四方で厚さ2センチ。1972年の発見当時の壁画の色彩から表面の形状、質感まで忠実な再現を試みた。とくに色彩は、発見時の色鮮やかな壁画を知る研究者らの指導を受けて補正を繰り返したという。

 巡回展は、横浜ユーラシア文化館(4月21日~7月5日)▽九州国立博物館(7月28日~12月20日)▽島根県立古代出雲歴史博物館(来年3月19日~5月17日)。(石川和彦)

拡大する写真・図版西壁女子群像の陶板による複製品=2020年3月27日、奈良県橿原市畝傍町の県立橿原考古学研究所、石川和彦撮影