「白鳥の湖」などネットで無料公開 ボリショイ劇場

新型コロナウイルス

モスクワ=石橋亮介
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月半ばから閉鎖されているモスクワのボリショイ劇場が27日、インターネットの動画サイトで、バレエ「白鳥の湖」など同劇場の看板舞台の映像の無料公開を始めた。同日から4月10日までの期間限定で、計6演目を公開するという。

 公開するのは、バレエが「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「マルコ・スパダ」「くるみ割り人形」の4演目、オペラが「皇帝の花嫁」「ボリス・ゴドノフ」の2演目。27日から4月10日までの間に計6回、毎回1演目ずつ公開する。開始時間は各回とも、同劇場の通常の開演時間と同じ午後7時(日本時間は翌日午前1時)で、終了後も24時間は見られるという。

 同劇場のウラジミル・ウリン総支配人は映像の無料公開の発表で、「(映像が)全ての人の支えとなり、ボリショイ劇場の芸術を愛する人の心の健康を保ってくれることを願う」とコメントした。

 新型コロナウイルスの感染者はロシア国内でも急速に増えており、27日には千人を超えた。博物館や劇場、映画館などの多くは閉鎖され、28日~4月5日は公共交通機関や薬局、スーパーなどを除く多くの職場が非労働日に指定されるなど、緊張感が高まっている。(モスクワ=石橋亮介)

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