移転した長崎駅、オープン 旧駅の最終列車にファン集う
米田悠一郎
JR長崎駅が28日、周辺の渋滞緩和などのために高架化され、新駅としてオープンした。高架化にともなって旧駅から約150メートル西側に移転した。
新駅の隣では、2022年度に暫定開業予定の九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の駅舎の工事が進み、周辺では大規模な開発も予定されている。高架化したのはJR長崎線の長崎―浦上を含む約2・5キロ。4カ所あった踏切を撤去し、周辺道路の渋滞を緩和するのが目的だ。総事業費は約529億円。
地上にホームのあった旧駅は長崎線の終着駅で、JR九州管内では門司港駅(北九州市)などと並び、旅情を誘う駅舎として人気のスポットだった。27日深夜には100人以上の鉄道ファンらが旧駅で最後の列車を見送り、名残を惜しんだ。(米田悠一郎)
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