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 新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限が続くドイツで、気分が晴れない人たちを元気づけようと、西部ドルトムントのパン屋がトイレットペーパーを模したケーキを売り出した。ドイツでもトイレットペーパーの買い占めによる品薄状態が続いており、ユーモアを込めたケーキは一躍人気を呼んでいる。

 ロールケーキの外側を砂糖をベースにしたクリームで包み、ミシン目の模様も入れた。一つ6・95ユーロ(約835円)で、菓子職人のティム・コルテュムさんはドイツメディアに「冗談のつもりで八つ作ったら、あっという間に売れた」と語った。批判を心配したが、意外な評判に、1日200個作り、インターネットでも売っているという。

 ただ、西部ピルマゼンスのチョコレートメーカーは、マスクをしてトイレットペーパーを足に付けたうさぎのチョコレートを売り出したところ、「みんながウイルスと闘っているのに無神経だ」とインターネット上で批判を浴びた。

 このチョコは、今年は4月12日となるキリスト教の復活祭(イースター)を祝うためのものだった。メーカーの幹部は地元メディアに「こういう時期だから、人々に笑顔を届けようとユーモラスな行動のつもりで、挑発するつもりはなかった」と釈明。売り上げを地元に寄付する考えを示している。(ベルリン=野島淳)