同時刻に一斉拍手、ビデオ飲み会…外出禁止で広がる工夫

有料会員記事新型コロナウイルス

ロンドン=和気真也、下司佳代子、ローマ=河原田慎一、シドニー=小暮哲夫、パロアルト=尾形聡彦
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 世界の新型コロナウイルスの感染者数が28日、累計で60万人を超えた。世界中で外出禁止令や外出自粛の要請が出され、市民の日常生活が一変するなか、非常時を乗り越えようとする動きが各国で広がっている。インターネットやベランダ越しの会話や励まし合いが、孤独や不安に直面する人たちを支えている。

ユーチューブで体操、視聴者80万人超

 政府が国民に自宅待機を要請する英国では毎朝9時、子どもらがユーチューブのライブ動画に合わせて、自宅の居間で体操する日課が広がっている。

 「子どもも親ごさんも、お年寄りも、きょうも一緒に頑張ろう!」。元気よくライブ配信するのはフィットネス指導者のジョー・ウィックスさん。体をねじる準備体操に始まり、もも上げや腕立て伏せ、ボクシングの動き。うずくまった状態から跳びはね、手足を広げる運動では「ン~、ピカチュウ!」と叫ぶ。

 本人も実演しながら「フーフー」「ハーハー」。肩で息をし、苦しい表情も隠さない姿が、画面越しの共感を呼ぶ。23日から子どもの運動不足解消のために始めた30分のライブ配信は、瞬く間に口コミで広がり視聴者は80万人を超えた。

 軽快な口調で紹介する視聴者コメントは世界から集まる。「タイもロックダウンか、一緒に頑張ろう」「ニューヨークは大丈夫か?」「お、日本。こんにちは!」

バーチャル食前酒

 外出禁止が続くイタリアで広がるのは「バーチャル・アペリティーボ(食前酒)」だ。イタリア人にとって、なじみの「バール」(喫茶店)でサンドイッチなどをつまみながら友人とおしゃべりをして過ごすのは生活の一部だが、そのバールも外出禁止令とともに閉鎖された。代わりにスマートフォンなどのビデオ通話機能を使い、自宅で食前酒を飲みながら語り合う。

 同じ時刻に自宅のバルコニー…

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