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 西アフリカのサハラ砂漠周辺にある国々で、過激派組織「イスラム国」(IS)などと関係のある武装勢力が台頭している。世界的な注目を集めることはほとんどないが、人道危機は急激に進んでいる。

 西アフリカの内陸国ブルキナファソ。3月上旬、北中部の街カヤにある公立の拠点病院(約300床)では、武装勢力の襲撃から逃れてきた避難民や地元民の子どもたちが診察を待っていた。

 痩せこけた赤ん坊が点滴をつけ、栄養が足りずに床でぐったりと横になる子も。看護師が3歳の女児の体重を量ると、健康な子の平均体重の半分に満たない6キロだった。

 小児科医ダビリ・ジェルメンさん(44)は「治安の悪化で病院が次々に閉鎖され、入院患者は急増している。機器や薬が足りない」。マラリアや呼吸器疾患、下痢症状の子どもが多く、約3割は栄養失調を患っている。

 国連がカヤに設けた避難民サイトの近くでサワドゴ・カディさん(23)に会った。昨年末に夫や弟を武装勢力に殺され、両親と子どもら12人で20キロ離れた村から歩いて来た。土ぼこりが舞う中、5歳の長女は笑顔をほとんど見せず、その周りを2歳の長男が駆け回る。

 「子どもたちは『パパはどこ?…

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