拡大する写真・図版志村けんさんの死を悼む、台湾の蔡英文総統のツイッターの投稿

 新型コロナウイルスに感染したお笑いタレントの志村けんさん(70)が亡くなったことについて、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は30日、自身のツイッターに、「きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう。ご冥福を心から祈ります」という日本語のメッセージを投稿した。

 志村さんが出演した日本の番組は、台湾でも長年放映されて親しまれてきた。志村さんは、日本と台湾を結んだ日本アジア航空(当時)の広告キャンペーンに、俳優の金城武さんと共に出演したことがある。

 蔡氏はメッセージで、「志村けんさん、国境を超えて台湾人にたくさんの笑いと元気を届けてくれてありがとうございました」と、その死を悼んだ。

 台湾の現地メディアも志村さんの死を速報で伝え、ニュース番組で、かつてのお笑い番組の内容を紹介している。(台北=西本秀)

海外メディア「日本のロビン・ウィリアムズ」

 海外メディアも、「日本で最も有名なコメディアンの一人」として志村さんの死を次々と報じた。

 米CNNは、志村さんを「日本のロビン・ウィリアムズとも評される」と報道。ロイター通信も、顔を白塗りにした黒い太まゆの「バカ殿」のキャラクターで知られ、1970~80年代の日本のお笑い界を席巻した存在だったと紹介している。

 英BBCでは東京の記者が、70~80年代に「8時だョ!全員集合」が家族向けの娯楽としてお茶の間で愛された様子を述懐。「バブル経済まっただ中のあの頃、彼をテレビで見ていた私たちにとって大きなショック」とつづり、コロナウイルスの脅威を軽視している人々に警鐘を鳴らしている。