「アイーン」「東村山音頭」「最初はグー」「ヒゲダンス」……。そんな数々のギャグやコントで一世を風靡(ふうび)したタレントの志村けんさんが29日、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった。最後までテレビの世界の最前線に立ち、芸能史に大きな足跡を残した。

 厳格だった父への反発でお笑いの道を目指した。「付き人にしてください」。雪の降る中12時間、ザ・ドリフターズの故・いかりや長介さんの家で待ち続けて直訴し、ドリフの付き人になったエピソードは語り草だ。

 付き人時代を知る歌手の和田アキ子さんは、「志村はコーヒーを楽屋で売っていて、毎回それを買ってあげるとものすごく喜んでくれました」と振り返る。「それからの活躍はそれはそれはすごくて。音楽も詳しくて、お笑いの才能はズバ抜けていて、すごいなぁと尊敬していました」と話す。

 付き人をしていた1974年、荒井注さんに代わりドリフのメンバーになった。人気番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)では、「東村山音頭」でブレークすると、「カ~ラ~ス~なぜなくの、カラスの勝手でしょ」という童謡「七つの子」の替え歌は、子どもたちに大受けし、最年少ながらドリフのメンバーでも随一の人気者となった。

 とぼけた顔やすっとんきょうな声。付けひげをして加藤茶さんとコミカルな動きで曲芸を披露する「ヒゲダンス」など、米国の喜劇俳優ジェリー・ルイスさんに影響を受け、身体の動きや表情で数々の笑いを生み出した。

 じゃんけんの際によく使われる…

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