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 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、菅義偉官房長官は30日午後の記者会見で、インターネット上などで取りざたされている近日中の緊急事態宣言の発出と都市封鎖(ロックダウン)について、「そうした事実はない。明確に否定しておく」と語った。

 「政府が4月1日に緊急事態宣言を発表し、2日から都市封鎖が行われる」といった趣旨の書き込みが相次いでおり、記者の質問に答える形で反論した。

 政府は26日に、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「政府対策本部」を設置。流行の拡大で国民生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れがあると判断した場合、首相は「緊急事態宣言」を出すことが可能になった。菅氏は30日午後の会見で、「現状では、まだ緊急事態宣言が必要な状態ではないと考えている」と改めて説明。宣言を出す際には国会への「報告」が必要だが、菅氏は「そうした手続きに入った事実もない」と述べた。

 菅氏はまた、安倍晋三首相が30日中に、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長と電話協議を行うことを明らかにした。その場での議題についても「コロナ対策一般に関するものであり、緊急事態宣言やロックダウンとはまったく関係ない」と言及した。