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 消費者庁は30日、北海道内で販売した食パンの商品名が不適切で景品表示法に違反していたとして、山崎製パンとファミリーマートに再発防止策などを求める措置命令を行ったと発表した。商品名に「バター」とあるのに、実際にはバターを使っていなかった。

 同庁と公正取引委員会が調査を行った。不適切な表示があったのは山崎製パン札幌工場(恵庭市)が製造、ファミリーマートが道内で販売していた「バター香るもっちりとした食パン」で、2018年11月~19年10月に販売された約18万袋分。原材料にバター、もち米粉を使用していないにもかかわらず、原材料欄に表示、また、商品名も消費者の誤認を招く表示になっていたという。

 山崎製パンによると、生産ラインの切り替え時間を短縮するために、他商品の生地を転用したためだという。

 山崎製パンはこの商品だけでなく他の食パン4商品についても、使用原材料の非表示や栄養成分の不適切な表示で、食品表示法に基づき消費者庁から表示是正などの指示を受けた。山崎製パンは「社内体制の整備を図るとともに、全社を挙げてコンプライアンスの徹底を図り信頼回復に努める」、ファミリーマートは「事態を極めて厳粛に受け止め、管理体制を強化していく」などとしている。(芳垣文子)