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 国連のグテーレス事務総長は3月31日、世界で感染が広がる新型コロナウイルスの影響について「第2次世界大戦以降で最も困難な危機だ」との認識を示し、各国が抑え込みに向けて連帯するよう訴えた。オンライン会見で報道陣に向けて語った。

 国連はこの日、新型コロナウイルスの経済・社会的影響をまとめた報告書を公表。報告書は「大規模で協調のとれた、包括的かつ多国間の対応が必要で、その額は世界全体のGDP(国内総生産)の少なくとも10%に上る」と指摘し、人びとの生命活動や実体経済の維持に約900兆円以上が必要だと試算している。

 グテーレス氏は、人類が直面しているコロナ禍について「全人類にとって脅威となる病であると同時に、かつてないほどの景気後退をもたらす」と強調。政治的な争いをやめ、人類の今後が問われているという理解のもとで対応するよう、各国に呼びかけた。(ニューヨーク=藤原学思)