ナイトクラブやバーなど夜の接客業の利用は当面自粛を――。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府の吉村洋文知事が3月31日、府民に呼びかけた。大阪の繁華街・キタやミナミの飲食店関係者は、今回の要請をどう受け止めたのか。
拡大する普段は混み合う大阪・ミナミの宗右衛門町も人がまばらだった=2020年3月31日午後6時53分、大阪市中央区、坂東慎一郎撮影
夜も多くの若者や観光客らでにぎわうミナミだが、今は人通りが目立って減っている。3月31日午後7時過ぎ、宗右衛門町にいた客引きの男性同士が「すっかすか」と声を交わしていた。串カツチェーン店前の行列も姿を消した。
ラウンジを経営する男性(30)は客足が落ち、店に出てもらう女性従業員の数を減らしてしのいできた。今回の要請について「街を封鎖するでもなく中途半端。影響が長引けば、夏にはミナミの街は死んでしまう」といらだちを見せた。
あるミニクラブは、昨年の同期…
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