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 千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10)を虐待死させたとして、傷害致死など六つの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)は、千葉地裁の懲役16年(求刑懲役18年)の判決を不服として東京高裁に控訴した。3月31日付。

 3月19日の判決は、被告が心愛さんに食事や十分な睡眠をとらせなかったうえ、ぬれた肌着姿で浴室に立たせたり、シャワーで冷水を浴びせ続けたりして死亡させたと認定。「長期間、断続的に虐待を繰り返していた」と結論づけていた。

 被告は、心愛さんが児童相談所に一時保護されるきっかけとなった2017年11月の暴行罪は無罪を主張。ほかの五つの罪は具体的な暴行などの多くを否定していた。被告人質問を終えた後の3月9日に朝日新聞記者と接見した際には「(虐待について)臆測で認識されていることは悔しく、残念という気持ちです」と話していた。(今泉奏)