社民・福島党首「ロックダウンと緊急事態宣言は違う」

[PR]

社民党福島瑞穂党首(発言録)

 小池百合子都知事は先月、「このままの状態で推移すればロックダウンも避けられない」と会見で述べた。ロックダウンとは、もともと刑務所用語だ。刑務所で暴動が起きかねないときに鍵をかけて受刑者は外に出さないという意味なので、弁護士としては違和感がある。

 ロックダウンは日本語では都市封鎖と言われているが、(首相が宣言できる)緊急事態宣言にはそもそも都市封鎖のような権限を与えていない。(宣言は発令されても)法律上できることは外出自粛の要請などで罰則規定はない。緊急事態宣言が出ようが出まいが、いま国民一人ひとりが感染を拡大させない、自分が無症状感染者にならないような努力が求められている。ロックダウンとか、強い言葉を言われると大変な状況だっていうショック療法にはなるかもしれないが、やはり冷静に何ができる、できないかということを政治は伝えるべきだ。(1日、国会内の記者会見で)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません