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 来夏の開催に向け、1日にJヴィレッジ(楢葉町・広野町)で展示が始まった東京五輪の聖火。地元からは歓迎の声があがる一方、県内外で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、県や施設側は感染防止への警戒も強める。

 1日午後にJヴィレッジのセンターハウスで開かれた式典では、大会組織委員会の布村幸彦副事務総長から、聖火が入った真鍮(ちゅう)製の高さ約30センチのランタンが、野地誠・県文化スポーツ局長に手渡され、ホールの展示台に置かれた。

 当初予定されていた聖火リレーから6日遅れでの地元到着に、楢葉町商工会の田村耕一事務局長は「聖火リレーの延期は残念だったが、展示で少しでも多くの人が訪れてくれると町もにぎわう」と話した。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、聖火を預かる県やJヴィレジ側は2日からの一般公開で神経をとがらす。

 県や大会組織委員会によると、観覧は午前9時から午後4時までで、観覧希望者が殺到した場合は一度に5~6人ずつのグループに分かれ、観覧時間も30秒間に区切る。順番待ちの間は、前者と1メートル以上間隔を明けて並び、マスクの着用も呼びかけるという。

 式典後、野地文化スポーツ局長は「多くの県民に聖火を見ていただける機会ができたことはありがたい。感染症対策をしっかりしたい」と話した。(古庄暢)