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 テニスの4大大会の一つ、ウィンブルドン選手権の主催者は1日、世界中で感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの影響を考慮し、6月29日~7月12日の日程で予定していた今季大会(第134回)を中止すると発表した。主催者によると、大会中止は第2次世界大戦後、初めて。第134回大会の冠は、来年6月28日から7月11日の大会に移る。

 主催者側は大会延期も検討してきたが、「現時点では、大会が今夏に開ける見通しが立たない。選手や大会関係者、観客などの安全を考えて、延期の選択肢を排除し、中止が最良の選択と判断した」と声明を出した。購入済みの入場券については、払い戻しか、来季の大会で使えるよう調整するという。

 他の4大大会では既に、5月開幕予定だった全仏オープンの延期が決定。9月20日~10月4日の新日程を発表している。賞金で生計を立てている選手を含め、中止は今後のテニス界に大きな影響を与えそうだ。(ロンドン=遠田寛生)