新型コロナウイルスの感染が広がった2月後半から3月前半にかけて、遊園地や鉄道旅客サービスの消費額が急減した一方で、スーパーや酒屋は前年比増を維持している。そんな実態が、JCBの決済ビッグデータによる統計「JCB消費NOW」でわかった。
同社が、2月後半(16~29日)と3月前半(1~15日)のカード利用実績をもとに1日公表した。会員から100万人分の利用データを匿名で抽出して分析し、自社の会員以外の動向も反映するように補正して消費統計として半月ごとにまとめている。訪日外国人の利用分は含んでいない。
消費額全体でみると、2月後半の前年比0・3%減から、3月前半は同7・7%減に。消費関連の20業種別にみると、遊園地は2月後半の同6・7%減から3月前半は同53・1%減へと46・4ポイントも急落した。鉄道旅客サービスも10・2%増から11・4%減になった。
一方で、スーパーでの消費は…