京都の府知事と市長 首都圏、阪神間への往来自粛を要請

有料記事新型コロナウイルス

高嶋将之 権敬淑
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 京都府の西脇隆俊知事と京都市門川大作市長は2日、府庁で緊急会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、府民に対し、不要不急の外出や会合への参加を自粛するよう求めた。特に首都圏や阪神間への往来を「当面自粛」するよう要請した。

 府内では、これまでに計76人の感染が確認され、うち3人が重症。なかでも京都産業大学(京都市北区)では、欧州旅行から帰国した学生を中心に西日本各地で40人以上の感染が確認されている。府知事らはクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。

 京都は大学が多く立地する学生の街。府知事らは、大学に対し、「学生一人ひとりの行動が感染を拡大するおそれがあることを改めて指導してほしい」と述べ、オンライン方式による授業の導入などの対策を求めた。学生にも「懇親会や新歓コンパの自粛」などを呼びかけた。

 また、飲食店など事業者に対しても「同一容器による試食や、レジなどでの近距離の行列は感染拡大の危険がある」とし、配慮を求めた。

 西脇知事は「極めて危機的な…

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