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 タイでいま、バレーボール観戦の人気が熱い。新型コロナウイルス対策で今季のリーグは中断されたが、再開を待ち望むファンの声は絶えない。サッカーとムエタイに迫る国民的人気の座を、どうつかんだのか。(バンコク=野上英文)

拡大する写真・図版屋内コートで試合をするタイバレー女子リーグの選手ら=2020年3月4日、バンコク、野上英文撮影

専用コート、平日もほぼ満席

 バンコクの都心部から車で40分、地元客でにぎわう下町の老舗デパート「ザ・モール・バンカピ」。フードコートや映画館が入る4階フロアを訪れると、スパイクや笛の音に続き、歓声が漏れ聞こえてきた。チケット代100バーツ(約330円)を払って入ると、そこは屋内バレーコート。タイのプロリーグ専用だ。

 3月4日夜。新型コロナウイルスへの感染予防として、入り口にはアルコール消毒液が置かれ、多くの観客がマスク姿で声援を送っていた。平日にもかかわらず1200席がほぼ満席。試合は土日は正午、水曜は午前9時から始まり、1日4試合ある。

 近くの会社で働くタノング・ルガムダムさん(45)は、仕事帰りに観客席で家族と落ち合った。「気軽に観戦に来られて買い物もできる。一石二鳥です」。妻と子どもは先に昼に着いて食事後、前の試合から観戦していた。長女(12)は「格好いい。私もバレーをやってみたい」と目を輝かせた。

 現在、男女各8チームからなるプロリーグは十数年前に発足したが、以前は試合会場がチームの拠点ごとで郊外を転々とし、観客数も少なかった。それを変えたのが、昨シーズンから放映権を買ったタイの通信大手「トゥルー」だ。

 同社はこのモールを主会場に、…

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