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 在宅勤務や時差出勤で、障害を持つ人たちが思わぬ困難に直面している。大阪市のベンチャー企業ミライロが調べたところ、「耳が聞こえずテレビ会議ができない」「ノンステップバスの本数が限られている」といった声が寄せられた。

 ミライロは障害者が暮らしやすい環境を企業や自治体に提案するコンサルティング業務を手がける。411人のモニターに3月5~9日、ウェブで不便な点を聞いた。

 聴覚障害者からは「テレビや電話会議に参加できない」「マスクの普及で、唇の動きを読み取って会話するのが難しい」。身体障害者からは「大きな声が出せず、テレビ会議だと声が届きにくい」「ノンステップバスの本数が限られ、時差出勤できない」といった回答があった。また、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務を導入する企業は回答者の約4割、時差出勤は約5割にのぼった。

 民間企業で働く障害者は昨年末時点で約56万人。ミライロは調査結果をメールマガジンやSNSで発信。企業に配慮を呼びかけている。広報担当者は「障害者が感じる不便さを知って、できる範囲の配慮をしてもらいたい」と話す。(福山亜希)