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 「ムラ」という響きにだまされてはいけない。愛知県飛島(とびしま)村は「日本一リッチ」だ。1.0を超えれば豊かな自治体と呼ばれる財政力指数(2018年度)は2.18と全国の市町村でぶっちぎりの1位。コンテナ埠頭(ふとう)を有し、企業が集積する豊かな村で、この春、20年ぶりの「政権交代」が起きた。

 3月29日投開票の飛島村長選で、現職を破り、前村議加藤光彦氏(62)が初当選を果たした。選挙戦で「世代交代」を前面に訴えた加藤氏。10日の就任を前に、朝日新聞の取材に応じ、現村長の路線は継承する方針を明かした。

 加藤氏は村議4期目の今年1月に辞職し、村長選に名乗りを上げた。相手は2000年から5期務める現職久野時男氏(72)。

 折しも新型コロナウイルスが感染拡大の一途をたどっていた。住民を招いての室内での会合、集会は自粛。支持者との握手もはばかられた。ならばSNSで発信しようと、加藤氏はツイッターを開設したが、フォロワーは告示日で十数人と伸び悩んだ。

 「日本一リッチな村」だけに現職・新顔とも公約は耳目を引く内容だった。

 加藤氏が「新築、増築する住宅…

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