フィリップ・アンダーソンさん(米物理学者)が3月29日死去、96歳。教授を務めていたプリンストン大学が発表した。

 20世紀に発展した量子力学による物質の理解の発展に大きく貢献した。結晶構造が乱れた物質や、結晶ではない物質における電子のふるまいを説明する概念の研究で77年にノーベル物理学賞を米英2氏と共同受賞した。80年代に米レーガン大統領が進めようとした戦略防衛構想(SDI)には、科学者の先頭に立って反対した。53~54年に東京大に滞在し、日本の物理学者との交流も深かった。