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 新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車大手8社すべてが国内工場の操業を一部、または全部をとめる事態になっている。減産規模はさらに拡大する可能性もある。自動車産業は裾野が広く、大手メーカーには下請けの部品会社が多く連なり、生産停止の影響は大きい。工場が立地するまちでは、飲食店なども気をもむ。3月下旬、生産拠点が集まる九州を訪れた。

 福岡県宮若市。のどかな山あいに位置する高台には、見頃になった桜がびっしりと植えられ、「L」のロゴが描かれた巨大な建屋がそびえる。高級車ブランド「レクサス」をつくる、トヨタ自動車九州の宮田工場だ。ここでつくった高級車が世界に輸出される。しかしウイルス問題で世界的に新車需要が落ち込み、4月3日から15日まで一部の生産ラインを止める。

拡大する写真・図版トヨタ自動車九州の工場=2020年3月26日、福岡県宮若市

 工場周辺には多くの関連会社や取引先が集まり、国内では東海地域に次ぐ規模の自動車産業集積地だ。

 3月末、トヨタ九州の近くにある従業員60人ほどの部品メーカーを訪れると、機械加工の作業がせわしなく行われていた。トヨタやダイハツ工業は九州での生産をここ数年増やし、この部品メーカーでも毎年受注が伸びてきた。しかし60代の男性社長は不安げに語る。「この4月は昨年4月と比べて売り上げが半減するかもしれない」

 5月以降は受注動向が見通せず…

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