厚生労働省の有識者会議は2日、パソコンやスマートフォンなどの画面を通じて医師の診察を受ける「オンライン診療」について、新型コロナウイルスの流行期に限って初診から受けられるようにする方針を固めた。現行の指針ではオンラインでの初診は原則認めていないが、感染者が急増する非常時の対応として、患者の情報がある場合は容認することに転換した。
厚労省は、有識者の議論を、3日にある政府の規制改革推進会議に報告する。認める範囲など細部については今後詰める。
厚労省のオンライン診療の指針は、禁煙外来などの例外を除いて、初診は医師と患者が直接対面して行うとしている。今回の方針では、過去に受診歴がある患者や慢性疾患で定期受診している患者は、外傷など特定の疾患を除いて、オンライン初診を認める。新型コロナ感染などで就業制限を受けた医師にかかっていた患者で、その医師から診療などの情報提供があった場合も対象になるとした。
若者など、受診歴がなく情報…

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