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凄腕しごとにん

伊藤園 第一製造部長

岩崎尚彦さん(55)

 茶葉の良しあしを見分ける「検茶」を見せてもらった。手のひらで香りを確かめる。おわんに入れ湯を注ぐ。スプーンで回し味をみる。一連の動作に無駄がない。それまで照れながら取材に応じていた人とは別人のようにまなざしが鋭くなった。

拡大する写真・図版検茶では、茶葉の香り、うまみ、渋みなどを見分けるために感覚を研ぎ澄ます=静岡県牧之原市の伊藤園・静岡相良工場、谷本結利撮影

 日本茶の製造は、生葉を乾かしもんで流通可能な荒茶にする工程と、製品まで仕上げる工程に大別される。その後者を担う第一製造部で品質管理の責任を負う。不ぞろいの荒茶を分別し、それぞれに適した「火入れ」をする。茶の香りを強める大切な作業だ。取り扱う荒茶は年1万トンを超す。

■トラック運転手から茶葉の…

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