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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍政権の閣僚らの記者会見も様変わりしつつある。会場を普段より広い講堂に移したり、出席者の検温を実施したり……。感染対策など重要な情報の発信の場なだけに中止することは難しく、手探りでの対応が進んでいる。

 閣僚の会見は、平日ほぼ毎日ある菅義偉官房長官の会見を除き、通常は閣議後に週2回開かれている。

 3日午前にあった江藤拓農林水産相の会見は普段の会見室より広く、窓を開けて換気ができる講堂で開かれた。記者席は2メートルの間隔を空けて設置。さらに、入室時は職員がサーモグラフィーで1人ずつ体温をチェックした。

 江藤農水相は会見で、スーパーなどでの感染拡大を防ぐため、混雑時の買い物を避けるように要請。省内でも幹部会議を講堂で実施するなど対策を進めているとしたうえで、「国民の皆様にお願いする以上は、我々がまずできることをしっかりやる」と強調した。

 防衛省では先月31日の会見から、会場を広い会議室に移した。記者席は2メートルの間隔を空け、記者にはマスクの着用を要請。会見場入り口には洗浄液を設置し、マイクも除菌するという徹底ぶりだ。同省関係者は「施設のスペースには限りがあり、広い会議室を確保するのは大変」と苦悩も明かす。

 3日の会見では、マスク姿の閣僚の姿も目立ったが、マスクをめぐる悩みもありそうだ。衛藤晟一・沖縄北方相は同日の会見で「私も手作りマスクセットを取り寄せてみたが、ちょっと顔が大きくて入らなくて、工夫をしなきゃいけないと思う」と述べた。