選手とファンが「キャッチボール」? 球界が企画続々
新型コロナウイルスの感染拡大によって、スポーツ界ではファンサービスの自粛が続く。そんな異常事態でも選手とファンの接点を広げようと、プロ野球の各球団はあの手この手と知恵を絞っている。
キーワードはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だ。
SNSで、選手に質問・声援
ロッテは球団公式インスタグラムを通じて、選手への質問コーナーを始めた。第1弾は内野手の中村奨。「家で料理は作りますか?」「最近うれしかった話は?」。ファンから次々と質問が集まる。その数、半日程度で約400件。中村奨はインスタグラムで15問に答えた。
藤岡、益田に続き、井口監督も「ファンに発信できることはないか」と参加。今月1日、650件を超えたファンの質問から、10問程度に答えた。井口監督への質問コーナーは5日まで行われる予定だ。
2月末から無観客で行われたオープン戦でも、SNSを活用してファンが「応援」した。
日本ハムはツイッターで、応援歌を口ずさむファンの音声を募った。札幌ドームであった3月13日の試合中、録音されて集まった約100件の声援が、左翼席に設けられたスピーカーを通して、実際に応援しているかのように流された。特設サイトに集まった応援メッセージは、印刷されて左翼席に飾られた。
DeNAもツイッター上で、「#(ハッシュタグ)ハマスタで心をひとつに」とつけた応援コメントを募集。3月下旬にあった横浜スタジアムの試合では、外野フェンス上部にある「リボンビジョン」に「選手もスタッフもがんばってください!」などと、ファンからの応援コメントが表示された。
中日や西武も同じように応援コメントをSNSで募集し、球場で伝える企画を行った。
■動画再生、45万ビュー突破…