小川洋子さん 英国、ブッカー国際賞の最終候補6作品に

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 世界的権威を持つ英国の文学賞であるブッカー賞の主催団体は2日、翻訳部門にあたるブッカー国際賞の今年の最終候補6作品を発表し、作家・小川洋子さんの「密(ひそ)やかな結晶」(英語タイトル「The memory police」)が入った。受賞作の発表は5月19日。当初の候補作124作品の中から絞り込まれたという。

 ブッカー国際賞は2005年に作家を対象に創設され、この年は大江健三郎さんも候補に。16年からは作家ではなく作品を対象にするようになった。18年に受賞したポーランドの作家トカルチュクは、19年にノーベル賞(18年分)に選ばれた。アジア圏では、16年に韓国のハン・ガンが「菜食主義者」で受賞している。

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