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 侍ジャパンの各カテゴリー国際大会の中止や延期が続いている中、全日本野球協会の山中正竹会長(72)が3日、「すべての野球人へ」と題した声明を発表し、「集団での活動を控えること」などを訴えた。山中さんは法大の左腕エースとして東京六大学リーグ歴代最多の48勝をマーク。日本代表の監督、コーチ時代は野茂英雄投手や古田敦也捕手らを指導した。2016年に野球殿堂入り。

 山中会長のメッセージは以下の通り。

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 すべての野球人の皆さま

 本来ならば、新たな環境で思う存分、野球を楽しむ「球春」を迎えるところでしたが、新型コロナウイルスの感染の拡大が止まらず、世界中がその対応に昼夜を問わず格闘している、まさに異常な事態となっています。

 国内においては、各野球団体が感染拡大防止に向けてさまざまな対策を模索する中、残念ながら、選抜高校野球、プロ野球をはじめ、ほとんどの野球大会・イベントが中止や延期となってしまいました。

 世界に目を転じてもWBSC(世界野球ソフトボール連盟)、BFA(アジア野球連盟)の主催する各種国際大会のスケジュール変更の通知が届く毎日です。

 いま、私たちは、何をなすべきなのか。

 何より、新型コロナウイルスの感染拡大を終息させることが最優先です。感染の終息こそが、日常を取り戻し、活動再開への近道です。今こそ選手の皆さん、指導者の皆さん、野球を支えてくださっているすべての皆さんと気持ちをひとつにしたいと思います。

 感染拡大防止へ皆さんとともにできることはまず、集団での活動を差し控えることだと強くお伝えしたい。

 人々が心身ともに健康であること、その健康を維持していく中でこそ、野球の社会的価値が発揮されます。どうか、再び輝く野球の日常を取り戻すそのときまで、思いを一つにしてそれぞれの立場で力を尽くしていきましょう。

2020年4月3日

山中 正竹

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現時点で中止・延期になった主な国際大会

 ▽トップチーム 東京五輪(2021年に延期)

 ▽大学生 ハーレム国際大会(中止)

 ▽中学生 U15ワールドカップ(延期、日程未定)

 ▽小学生 U12アジア選手権(7月から11月へ延期)

 ▽女子 女子ワールドカップ(延期、日程未定)