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 石油輸出国機構(OPEC)は、臨時会合を6日に開き、減産を協議する。ロシアなど非加盟国にも参加を呼びかけている。新型コロナウイルスの影響で石油需要が急減するなか、産油国の足並みがそろわずに需給バランスが崩れ、低迷している市場に対応する。

 臨時会合はOPEC盟主のサウジアラビアが要請し、ビデオ会議で開かれる予定。ロイター通信によると、加盟国からは支持する声が上がっている。ロシア政府も現状の市場環境を「好ましくない」と見ていると伝えられた。

 協議成立への期待が先行し、3日の原油市場は急騰している。国際指標の北海ブレント原油先物は一時、10%超値上がりして1バレル=33ドル前後で取引された。

 OPECは新型ウイルスの感染が欧州に広がり始めた3月上旬にも減産を協議したが、盟主サウジアラビアの提案を協力国のロシアが拒否。怒ったサウジが直後に増産姿勢に転じ、ブレント原油価格は年初の1バレル=70ドルほどから3分の1に低迷していた。(ロンドン=和気真也)