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 ANAホールディングスが日本政策投資銀行に3千億円の融資を求めたことが3日、分かった。新型コロナウイルスの影響で大幅な減便を余儀なくされ収入が急減しているため、手元資金を確保する。また、今後1年ほどこうした事態が続くと想定し、追加で民間金融機関と合わせて1・3兆円規模の融資枠の設定を求める方針。

 ANAはすでにメガバンクなど7行から1千億円の協調融資を受けることで協議を進めている。毎年6月に借り換える約500億円を4月に前倒しし、金額も倍増させる。加えて政投銀にも3千億円の融資を求めた。これらとは別に、需要の減少が長期化した場合に備え、政投銀に1兆円規模、民間に3千億円規模の融資枠を求める考え。

 ANAは客室乗務員6400人の一時帰休を今月から始めることで労働組合と合意した。新型コロナが終息し需要が回復するまで雇用を維持する方針で、融資は人件費などにあてる。