京都)新茶の季節近づく 芽吹きも早く

小西良昭
[PR]

 新茶の季節が間もなくだ。京都府茶業研究所(宇治市)によると、1~3月の平均気温が平年より高く、一番茶の芽吹きも早い。

 新芽が「包葉」の中から外に伸びて、包葉の2倍の長さになると「萌芽(ほうが)」。研究用の茶園で「やぶきた」種350個の芽を調べ、全体の7割が萌芽になると一番茶の萌芽を宣言する。

 今年の宣言は3月30日。平年より6日早い。2002年に次ぐ早い記録だ。順調に育てば今月下旬、葉が数枚開いたところで収穫できる。晴れた夜は冷え込むこともあるため、この宣言で生産者に霜対策を呼びかける。(小西良昭)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません