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 自己資本がマイナスになる債務超過に陥り、東京証券取引所1部から2部に降格された東芝が3日、1部昇格に必要な審査を東証に申し込んだと発表した。早期に承認されれば、今秋にも1部復帰への道が開ける。ただ、1月に子会社で不正な取引が発覚しており、審査が順調に進むかは不透明だ。

 東芝では、利益を水増しする不正会計が2015年4月に発覚。東証は同年9月、投資家に注意を促す「特設注意市場銘柄」に東芝株を指定し、東芝に内部管理体制の改善を求めた。

 一時は上場廃止も危ぶまれたが、東証は17年10月、一定の改善が見られたとして指定を解除した。一方、東芝では米原発事業による巨額の損失も生じ、債務超過に陥ったため17年8月に東芝株は2部に降格した。

 東芝の株主は、1部だった16年には約43万人いたが、2部降格後の19年には約27万人にまで減った。個人株主が減った半面、外資を中心に投機的な運用をする投資会社の比率が増えたとみられる。16年は3割だった海外投資家の持ち株比率は19年には7割に増しており、経営への視線は厳しさを増している。東芝は金融市場での信用力がより高い1部に復帰して、安定的に資金を得たい考えだ。

 2部から1部に昇格するために…

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