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 与野党が正面からぶつかる論戦の陰で、妥協や取引を織り交ぜながら国会審議の場を整える「コクタイ」と呼ばれる裏部隊がいる。与党が圧倒的多数を占める「1強多弱」国会の裏側で、どんなやりとりが交わされているのか。

 新型コロナウイルスの感染拡大に対応する特別措置法改正案の参院採決を翌日に控えた3月12日夕、自民党の森山裕(ひろし)・国会対策委員長(74)は安堵(あんど)の表情で記者団に語った。「野党の理解をいただいて、良い形で成立できればそれに越したことはない」

拡大する写真・図版大島理森衆院議長(中央)から本会議の運営に関して提案を受ける自民党の森山裕国対委員長(右から2人目)、立憲民主党の安住淳国対委員長(右端)ら=2020年3月12日午後、国会内、岩下毅撮影

 その10日前の3月2日、安倍晋三首相(65)は国会で、私権の制限も可能な「緊急事態」を宣言できる同法改正案の整備を表明した。新型コロナへの対応が後手に回っていた政権にとって、改正案の早期成立は絶対条件だった。

 国民の暮らしを脅かすウイルスへの対応に、野党もうかつに反対はできない。そう読んだ森山氏は早々に動いた。

 当初は委員会審議を省ける議員…

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