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 東京都調布市の京王線仙川駅前にある古い桜が、今年も見事な花を咲かせた。市がいったん伐採を決めたが、地元住民らの働きかけでその場に残された。それから20年。伐採を踏みとどまり、昨年亡くなった当時の市長が、桜への思いをつづったはがきを残していた。

 仙川駅の改札を出ると、視界いっぱいに広がるような桜の木が出迎えてくれる。樹齢約80年のソメイヨシノだ。1941年ごろに、地元の男性が生まれた記念に植えられ、以来、地元のシンボルとして親しまれてきた。

 だが、2000年、駅前にロータリーを作る計画が浮上。桜は妨げになるとして伐採が決まった。住民らは「桜を切らないで」と声を上げ、代わる代わる桜の前に立ち、署名を集めた。大学生、主婦、お年寄りもいた。「仙川駅前桜をまもる会」として、約1万4千人分の署名を市に届けた。

 当時市長だった吉尾勝征さん(…

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