リビア元暫定首相、コロナで死去 カダフィ氏打倒に尽力

カイロ=北川学
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 北アフリカ・リビアのマハムード・ジブリル元暫定首相が5日、新型コロナウイルス感染により死去した。67歳だった。ジブリル氏は、2011年にカダフィ独裁政権を倒した反体制派を率いた。

 リビアのメディアなどによると、ジブリル氏は滞在先のエジプト・カイロで体調を崩して入院。3月26日に感染が確認された。心臓疾患があったという。

 ジブリル氏は経済専門家としてカダフィ政権を支えてきたが、11年2月に民主化要求運動「アラブの春」が波及したのを機に離反。同年3月に反体制派が立ち上げた「国民評議会」の暫定首相に就任し、カダフィ氏が殺害された同年10月まで務めた。(カイロ=北川学)

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