[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英国のエリザベス女王(93)が5日夜、テレビ演説をした。国民に対して「団結すれば克服できる」と語り、感染拡大を止めるために家族や友人に会えなくなっている人たちを励ました。

 女王は冒頭、医療従事者らに「あなたたちの努力のおかげで、私たちは日常を取り戻すことに近づいている」と感謝を述べ、「私たちはウイルスとの戦いに勝つ。後年、この挑戦にどう応えたか誇りに思えるようになる」と語った。

 さらに、女王が14歳だった1940年に、第2次大戦中の子どもたちを励ますラジオ演説をしたことに触れ、「今回の課題は以前と違う。科学の大きな進歩と思いやりを携え、世界中のすべての国に共通する努力に私たちも加わる」などと呼びかけた。

 女王は毎年、クリスマスに合わせてテレビ演説をする。それ以外では湾岸戦争やダイアナ元妃の事故死などに限られている。

 英国では5日までに4万7806人の感染が確認され、4934人が死亡している。(ロンドン=下司佳代子)