[PR]

 新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増えていた米ニューヨーク(NY)州のクオモ知事は5日、24時間の死者数が、「初めて減少に転じた」と発表した。その上で「我々は(感染拡大の)ピークのすぐ近くか、すでに頭打ちした安定期にいるかもしれない」との認識を示した。

 クオモ氏は毎日昼に会見を開き、過去24時間の感染者数や死者数を明らかにしている。同氏が、ピーク到達の可能性に触れたのは初めて。

 5日の発表によると、NY州の同日昼までの感染者は、米国全体の4割弱に当たる計12万2031人。3、4の両日に発表された新規の感染者はいずれも1万人を超えていたが、5日は8327人にとどまった。死者は計4159人に上る。3月14日に初めて死者が確認され、22日以降連日、24時間の死者数が前日を上回っていたが、5日は594人と4日(630人)を下回った。

 一方、クオモ氏は今後の感染拡大については複数のパターンが考えられるとし、「ピークを迎えた後で数字が下がり続けるか、一定期間高止まりするか判然としない」と慎重な姿勢を示した。(ニューヨーク=藤原学思)