【動画】トヨタの未来都市、その中身に迫る=矢吹孝文撮影
[PR]

トヨタの未来都市⑤(最終回)

 トヨタ自動車が静岡県裾野市につくると発表した「Woven(ウーブン) City(シティ)」の実現には、乗り越えるべきハードルが次々と現れる。

私有地でも道交法

 地元の期待が高まる半面、建設現場となる東富士工場の周辺をたずねると、冷静な声を聞いた。工場近くの住宅地に住む男性(77)は「明るい話だけど、地元にはあまり影響がないのでは」とつぶやいた。「あそこは私有地。地域住民が入れないなら、発展しても街の中だけに閉じてしまう」

 そんな懸念に対して、トヨタの豊田章男社長は今年1月に静岡県庁で川勝平太知事と裾野市の高村謙二市長と面会したとき、こう語ったという。「ウーブンシティを周辺地域から閉じてしまうつもりはない」

 「地域に開かれた街」にできるかどうかは、この実証都市の将来に大きく関わってくる。トヨタの私有地に加え、様々な制約がある市街地をどう活用するのだろうか。

 今年4月に改正された道路交通法では、ドライバーが運転席にいて「すぐ運転を引き継げる」などの条件付きで自動運転が認められた。一方で、ドライバーが同乗しない自動運転は認められない状況でもある。

 私有地だからといって「完全に自由」というわけでもない。警察庁は「不特定人の自由な通行が認められている私道」は私有地でも道交法が適用されるとしており、国土交通省も「歩行者が混在した空間を走るなら基準を満たしてほしい」との見解だ。

■住宅にも病院に…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら