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 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルスの感染による米国の死者数が6日、1万人を超えた。一方、ニューヨーク州の死者数は前日と同程度にとどまり、感染拡大のピークを迎えている可能性がある。

 死者が1万人に達したのは、イタリア、スペインに続いて3カ国目。米国で初めて死者が確認されてから37日、1千人を超えてからは11日しか経っていない。

 ただ、米国全体の死者の4割ほどを占めるニューヨーク州のクオモ知事らは、感染の拡大が落ち着き始めた可能性を指摘している。6日昼までの死者は4758人で、5日に比べて599人増。24時間当たりの死者数で減少に転じた5日とほぼ同じ水準だった。

 この日13万人を超えた同州の感染者数の増加ペースも前日と大きく変わらず、退院する患者数は増えている。クオモ氏は「(感染拡大の)曲線が平坦(へいたん)化している可能性がある」と述べつつ、「みなさんがやることは変わらない」として他人との距離を保つ必要性を強調。罰金の上限を2倍の1千ドル(10万9千円)に引き上げるとともに、全就業者の原則自宅勤務、学校の閉鎖を29日まで延長した。(ニューヨーク=藤原学思)