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 プロ野球の開幕日決定にも大きな影響が出そうだ。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は7日、開幕日を4月下旬から5月上旬に決める方針について「決めるタイミングは変わらない」と語った。ただ、12球団のうち8球団が緊急事態宣言が出された7都府県に本拠を置く。しかも、宣言期間は5月6日まで。準備期間を考慮すると5月中の開幕は難しく、6月以降にずれこむことが確実な状況となった。プロ野球は今月17日に12球団代表者会議を開いて協議する予定。

 神宮球場などで自主練習を行ってきたヤクルト(東京)はこの日、宣言を受けてチーム活動を休止すると発表した。期間は8~12日で選手らに不要不急な外出を禁じ、自宅待機とした。活動を休止していたロッテ(千葉)は6日にZOZOマリンスタジアムで自主練習を再開したが、宣言が出されることなどを見越し、7日から再び活動休止に。球団施設などを利用しての練習は不可となり、選手らは自宅待機となる。

 藤浪晋太郎ら3選手が新型コロナウイルスに感染し、活動休止中の阪神が本拠を置く兵庫も対象区域に。7日、矢野燿大(あきひろ)監督と平田勝男2軍監督が話し合ったが、練習再開の日程は決まらなかった。取材に応じた矢野監督は「世の中の状況とか、いろいろなことを考えると、我慢せざるを得ないよなっていうところ」と話した。

 巨人(東京)、DeNA(神奈川)、西武(埼玉)、オリックス(大阪)は当面、自主練習を継続する方針。一方、活動休止中だったソフトバンク(福岡)は9日から球団施設を利用しての自主練習を認める。オンラインで取材対応した三笠杉彦ゼネラルマネジャーは「コンディションを整えるため、最低限の場を提供する」と話した。

 対象区域外の球団では、広島は全体練習を、日本ハム(北海道)は、千葉の2軍施設も含め自主練習を継続し、楽天(宮城)は活動を休止している。活動を休止していた中日は8日から自主練習を行う。

 プロ野球の斉藤惇コミッショナーはこの日、「ファンの皆様と一体となって艱難(かんなん)を乗り切り、国民的スポーツであるプロ野球として、歓喜に満ちたパフォーマンスを披露できる日を再び実現すべく努力して参ります」とのメッセージを出した。