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 政府の緊急事態宣言を受けて、本多劇場グループ(東京都世田谷区)は7日、運営する全8劇場を5月6日まで休館すると、ホームページ(http://www.honda-geki.com/別ウインドウで開きます)で発表した。

 1980年代の小劇場ブームの中心を担い、現在の演劇界を支える柄本明さん、野田秀樹さんらが舞台に立ってきた同グループが全劇場で一斉に舞台を閉じるのは81年の系列劇場「ザ・スズナリ」開場以来、初めて。

 劇場運営が本業の同グループの収入源は劇団から得る使用料の劇場費。早期の再開を目指すが、休館が長期化すれば収入が途絶えかねない厳しい状況だ。

 本多劇場で上演予定だった宮藤官九郎さんの新作「もうがまんできない」(14日~5月3日)は全日程中止となった。宮藤さんは3月末にコロナウイルスに感染し、療養中。

 新国立劇場は4月14~26日の演劇「反応工程」と5月2~10日のバレエ「ドン・キホーテ」の主催公演を中止した。ほかにも文学座アトリエの会「熱海殺人事件」(4月28日~5月10日)、前進座「五月国立劇場公演」(9~20日)、草彅剛さん主演「家族のはなし」(24日~5月6日)など都内の公演の中止が相次いだ。大竹しのぶさん、宮沢りえさんの共演で話題だった「桜の園」(4月14~29日)も6日夜に全公演中止が発表されている。

 劇団四季は、7月29日まで予定していた「コーラスライン」の全国公演をすべて中止したほか、全国9公演の再開または開始は5月19日以降にすると発表した。松竹は、直営する新橋演舞場の四月大歌舞伎(3~27日)の全公演を中止すると発表した。