トランプ氏、WHOは「中国寄り」非難 拠出金停止検討
ワシントン=渡辺丘
トランプ米大統領は7日、ホワイトハウスでの記者会見で、世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルスへの対応について、「中国中心だ」と強く非難し、拠出金の停止を検討することを明らかにした。
これに先立ち、トランプ氏はツイッターにも「WHOは本当にしくじった。多くの拠出金を米国から受けているのに、とても中国中心だ」と投稿。1月に中国から米国への渡航制限を行った際、「我々は幸いにも渡航を認めるべきだとのWHOの助言を拒否した。なぜ、そんな誤った勧告をしたのか」と強く非難し、拠出金の支出を見直す考えを示していた。
米国などの措置について、WHOのテドロス・アダノム事務局長は「WHOは、人の移動や貿易を制限するよう勧めるものではない。各国には根拠に基づいた判断を求める」などと懸念を示していた。
米国務省によると、米国はWHOへの拠出金の最大の負担国で、昨年は4億ドル超を支出したという。(ワシントン=渡辺丘)
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