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 広島県世羅郡神田村。今は三原市大和町となった農村から、久保田典雄(みちお)さん(91)は「救援部隊」として原爆投下直後の広島へ入った。1945年8月8日から1週間。当時17歳だった少年は何を見たのか。

 終戦の年の春、5年制の県立上下農学校(現・府中市)を戦時特例で繰り上げ卒業。寄宿舎から郷里へ戻って間もなく、「世羅部隊」と呼ばれた地元の特設警備隊に召集された。戦局が悪化するなか、本土決戦に備えて組織された軍民一体の臨時部隊だ。3個中隊あり、7月に入ると中隊ごとに相次いで広島へ派遣され、警備などにあたった。

 原爆が落とされたのは、次は久保田さんが所属する中隊の出番だというとき。先に広島入りした中隊の仮兵舎が倒壊したとの知らせで、急きょ救援部隊が編成された。

 8日朝、福塩線の備後三川駅か…

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