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 北海道内を中心にドラッグストア「サツドラ」を約200店展開するサツドラホールディングス(札幌市)は8日から、開店時にマスクと消毒液などの販売を、原則行わない取り組みを始めた。開店前の行列防止と、並ばない人の購入機会を増やすのが狙い。

 同社によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴うマスク不足により、開店前にマスクを求める人の行列ができている。駐車場の外にはみ出したり、密集して感染拡大を招いたりしかねない事態になっていた。仕事などで開店時間に並べない人から「購入できない」という声もあったという。

 数日前から一部店舗で実験的に、開店時の販売をやめたところ、SNSなどでおおむね好評だった。このため、同社は、全店に取り組みを広げる決定をした。

 同社が7日午後にツイッターで開店時のマスクなどの販売中止を発表したところ、ネット上には「毎日決まった人が早朝から並んで購入していくので、日中行っても、マスクや消毒液はずいぶん見てません。ご配慮に感謝します」「仕事等で並べないのでとてもありがたい対応です」などの言葉が並んだ。

 今後は入荷次第陳列するため、購入できるか否かは「運次第」となる。広報担当者は「多くの人に商品を提供するための対応なのでご理解いただきたい。各店で販売日や時間を答えられないことも重ねてご理解いただけたら」と話す。

 ツルハドラッグを手がけるツルハ(札幌市)も、札幌市内の一部店舗で同じような取り組みを試験的に始めた。同社は「100%消費者に満足いただける方法はないかもしれないが、この方法が好評であれば、他店舗にも広げることを検討したい」と話している。(中沢滋人)